薬品槽・下水道施設用エポキシ樹脂ライニング剤
クリスタルファイバー L-800は、耐薬品用樹脂として、当社独自性の技術により開発された無溶剤型エポキシ樹脂ライニング専用パテ補強剤です。（下水道施設適合品）
L-800はその組成特徴上、強靭で耐薬品性に優れた性能を保有し、コンクリート構造物を薬品性腐食から保護し、安定した性能を保持します。
用途
廃液ピット・防波堤・中和槽・下水道施設・農業排水施設
CL-E1工法・CL-E2工法用（耐薬品仕様）
特徴
■ コンクリート構造物を薬品性腐食から保護します。
■ 無溶剤樹脂のため、膜厚が一定しています。
■ 耐薬品性に優れ、高強度の接着性を保持します。
■ 一度で高厚膜層が作成できます。
■ 下水道施設適合品です。
■ ガラス繊維、炭素繊維のライニング専用樹脂です。
性状
| CRYSTAL FIBER L-800 | |||
| 項 目 | 主剤（Resin） | 硬化剤（Hardner) | 測定値 |
| 外 観 | 灰色パテ状 | 黄褐色透明液状 | 目 視 |
| 性 状 |
エポキシ樹脂 |
変性ポリアミドアミン |
|
| 配合比 | 4 | 1 | 重量比 |
| 可使時間 | 40分 （1000gスケール 23℃ 計算１度） | ||
| 硬化時間 | 12時間 （23℃） | ||
| 比 重 | 1.5 | JIS K5400 | |
耐薬品性：L-800系の耐薬品及び使用可能温度（℃）の詳細は、別紙弊社技術資料を参照してください。
工程模式図 【CL-E1工法】
設計標準仕様 CL-E1工法 （耐薬品仕様）
| CL-E1工法（ガラスクロスライニング １PLY） | |||
| 工 程 |
材料名（品名） |
標準仕様量 （kg/㎡） |
施工方法 |
| ① プライマー |
P-30A |
0.10~0.20 | ローラー・刷毛 |
| ② ライニングパテ樹脂 | L-800 | 0.5 | ゴムヘラ・ゴムコテ |
| ③ ガラス強化繊維 | MS-253E | 300g | 張り付け |
| ② ライニングパテ樹脂 | L-800 | 0.6 | ゴムヘラ・ゴムコテ |
| ② ゲルコート | L-810T | 0.5~0.7 | ローラー・刷毛 |
CL-E1：工法とはガラスクロス、カーボンクロスを補強層に用いた高強度な保護層です。
CL-E1：末尾の数字１はクロス積層のPly数を表しています。
標準荷姿
| L-800 主剤 |
18L 石油缶 |
16kg | 主剤＋硬化剤 |
| L-800 硬化剤 | 5L 角缶 | 4kg | 20kg Set |
使用方法
下地処理：コンクリート等のレイタンス、油分、ゴミは取り除き、充分に乾燥してください。
下塗り剤：下地プライマーP-30Aを施工前に塗布してください。
配 合：L-800の主剤と硬化剤を4：1の重量比割合で計量し、充分に撹拌して下さい。
可使時間： 配合された樹脂は可使時間内に使い切れる量で配合してください。
本データの記載事項は、弊社の試験設備による特定条件下で測定した代表値を示したものであり、保証値ではありません。
従ってこれらのデータ・数値は予告なく変更することがあります。
その他取り扱い技術データについては、製品安全性データシート（MSDS）をご請求してください。